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一部日本ではしか流行 -1990年より前に生まれた方はご注意を-

現在一部日本で麻疹が流行しています。1990年以前に生まれた方は予防接種を十分に接種されていない方が多いため、ご注意下さい。又、アジア、アフリカなどへ渡航される際には、はしかの予防接種をご検討下さい。

 

 

■はしかとは?

<はしかの症状>
・10-14日の潜伏期間の後、微熱~38度前後の熱、のどの痛み、結膜炎、鼻水、くしゃみなどの風邪に似た症状で始まります。
・2-4日後、肌に赤い発疹が発生し、高熱が出ます。
・3-4日後、ゆっくり回復し発疹が消失します。

 

■はしかの合併症リスク

・一部の患者さんは様々な合併症を伴うことがあり、乳幼児や高齢者など免疫力の低下した方の場合肺炎などの合併症で死亡することがあります。
・頻度は低いものの脳炎を合併した場合、思春期以降の主な死因となります。又、脳へのウィルス持続感染により、4~8年後に知能障害を引き起こすことがあります。
・妊娠期間中の感染は、流産、早産、出生時低体重などの原因となりますので、妊娠中の方は特に注意が必要です。
・血小板値(止血のために必要な血液成分)を低下させることがあります。

 

 

■はしかの感染力

はしかは人から人へと感染(空気感染、飛沫、拙速感染など)します。
麻疹の免疫がない集団に1人の発症者がいる場合、12-14人が感染します(インフルエンザは1~2人)。
発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が発生する1日前から発疹出現後4-5日目前後です。

・2016年 関西国際空港から広がったはしか流行
空港の従業員33名、医療関係者2名、利用客3名の少なくとも計38名の発症を確認。

・2018年 沖縄から広がったはしか流行
沖縄では3月下旬から感染が拡大し4月28日現在合計76名の感染者を確認。愛知県にも拡大し、4月26日現在感染者10名。

 

■日本における予防接種

<昭和52年(1977年)以前の生まれの方>
定期接種が行われていません。
自然に麻しんに感染する世代でもあり、免疫がある方とない方がいます。

<昭和53年(1978年)~平成17年(2005年)生まれの方>
定期接種を受ける対象ですが、1回のみの接種となっており、麻しんの免疫(抗体値)が低い可能性があります。その場合、御自身の感染だけでなく、周囲に感染させてしまう恐れがありますので、2回目の接種を必要とします。

<平成18年(2006年)以降の生まれの方>
定期接種2回の世代です。

 

年齢/年齢群別の麻疹予防接種状況, 2015年
国立感染研究所

■予防接種の種類

当院ではMMRの接種が可能です。

MMR(三種混合ワクチン):
麻疹(Measles)・おたふくかぜ(Mumps)・風疹(Rubella)の3つの感染症を予防します。
米国では生後12か月-15か月時に1回目、4-6歳時に2回目を接種します。
※日本ではMR(麻疹、風疹)を使用し、おたふくは任意です。

 

■米国及び各国の風疹状況

主にアジアやアフリカを中心として症例が広がっておりますが、米国でも感染例があります。

<参考文献>

海外における麻しん(はしか)・風しんに関する注意喚起
外務省 海外安全ホームページ

2018年度 予防接種スケジュール
CDC(米国疾病対策センター)

麻しんについて
日本厚生労働省

麻疹と風疹調査 2018
WHO(世界保健機関)

沖縄県内のはしか患者、2人増え76人に
沖縄タイムズ

全国で相次ぐ「はしか」年代により異なるワクチン接種率

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