新型コロナウイルスCOVID-19 -セミナーQ&A-

コロナウイルスに関するお問い合わせを頂いておりますので、Q&A形式で以下記載致します。
但し、日々情報がアップデートされておりますので、最新の情報を確認してください。

Q. ニューヨークでは新型コロナウイルスの検査を無料で実施していると聞きました。貴院でも無料なのでしょうか?

ニューヨーク州Department of healthのWebサイトには、Testing is free for all eligible New Yorkers as ordered by a health care provider.(適格なニューヨーク州民で、医師など(Healthcare Provider)が検査をオーダーした場合、新型コロナウイルスの検査を無料で受診ができる)と書かれおります。

前述の通り弊院では院内感染防止等を考慮し、院内で検査を実施しておりません。検査はニューヨーク市が運営する医療機関やニューヨーク州が運営するドライブスルー検査機関での受診となり、ご予約が必要となりますが、この検査が無料で受けられるようです。

但し、上記の通り検査を受診するためには医師のオーダーが必要とされています。弊院では新型コロナウイルスの検査基準を満たしているかなどの診察、又症状が軽い患者様に対してご症状に合わせてお薬を処方するなどの対応を行っております。また、ご症状に応じてニューヨーク市衛生局(New York City Department of Health and Mental Hygiene)の医療機関専用番号に連絡し、その後の対応について確認致しておりますが、本件に関するオンライン診察の費用はかかって参りますので、恐れ入りますが何卒よろしくお願い申し上げます。

Q.コロナウイルスに感染していない証明書は発行可能ですか?

新型コロナウイルスは全世界的にまだはっきり解明されていない部分が多いため、弊院ではそのような対応を行っておりません。

Q.新型コロナの薬があるとTVで見たのですが、現在治療薬はありますか?

A.現在新薬の認可機関であるFDA(アメリカ食品医薬品局)が承認した、新型コロナウイルス(COVID-19)の予防又は治療の薬はありません。3月29日に配布されたニューヨーク市からの医療従事者向け通知に、テレビで観た情報を基にCOVID-19の感染を防ぐ目的で薬品を購入、服用し、死亡した事件があったと記載がありました。世界最大規模の米感染症対策センターCDCの情報などを参照し、最新の情報を収集することをお勧め致します。

Q.オンライン診察を受けても、検査機関を紹介するだけなのではないですか?

ニューヨーク州保健局(Department of Health)のガイドラインにもございますが、コロナウイルスの検査可否は、感染防止のためまずオンラインによる診察で検査を受けるべきか医師が判断することが推奨されております。テレビ画面を通じて患者様のご症状を確認し、症状の重さを確認した後、自宅待機で対症療法を行うか、コロナウイルスの検査機関を手配するかなど判断致します。感染者が急増する中、この判断が極めて重要となっております。また、ニューヨーク市もコロナウイルスの検査を奨励、促進、宣伝を行ってはならないというガイドラインを出しております。

加えて、現在各地で公設されているコロナウイルスの検査は、事前予約と医師の指示を必要としている上、混在しておりますので、検査機関に直接出向いても検査を受けられない可能性がございます。御自身でコロナ感染の疑いを持たれた際、自宅療養か、検査が必要かまず医師にご相談下さい。

Q.熱やせきが出た場合、どうすれば良いですか?

A. 医師にご相談下さい。コロナ感染の疑いがありますが、コロナウイルスに感染し、検査の結果陽性反応が出た患者様でも、軽い症状の患者様についてはご自宅待機となり、現在は新型コロナウイルスの治療薬がないため、対症療法(それぞれのご症状を抑えるための薬による治療)が中心となります。よって、コロナウイルスの検査を実施しても実施しなくてもその後の対応に大きな変化はないため、危篤患者様を優先するため、ご症状が軽い場合は新型コロナウイルス検査は受けられない状況です。但し、コロナ検査が受けられない理由でそのまま放置した場合、症状が悪化する可能性がございますので、医師にご相談頂くことをお勧め致します。

Q. コロナウイルスの検査はどのような方が対象ですか?

A. ニューヨーク州では、現在ドライブスルーによる検査が実施されるなど検査可能な数を拡大、3月25日には1日18,560人の検査(内6,448人陽性)を行いまいた。それでも医療体制が追い付いていない状況です。

現在、ニューヨーク都市圏(ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州)では感染患者が拡大しており、入院可能なベットや呼吸器などの医療機器が不足。臨時の病院施設や米軍の病院船を配置するなどの措置を取っている状況のため、検査を受ける患者様の基準が厳しくなっております。よって、コロナウイルス感染の疑いがあっても、重篤な症状がない限り、検査を受けることができません。尚、検査が可能かどうかの判断は、地元の保健衛生局が示す指針に沿って地元衛生局にまず相談して行うものであり、各地域によって対応は異なります。

 

ニューヨーク州の検査基準

 

ニューヨーク州Department of healthのwebサイトによると、コロナウイルスの検査可否に関する指針は、以下の基準に基づいて医師が判断した場合と記載しております(3月29日現在)。

  • 陽性患者と濃厚接触
    • 同じ教室、オフィスに在籍、集会に参加など。
  • CDCが定めるLevel2-Level3*の国へ渡航
    • 但し、Level3は中国、イラン、欧州、英国及びアイルランドとなりますが、Level2は現時点で全世界となっております(3月29日時点)
      必須又は予防で隔離され、新型コロナウイルスの症状を示している。
  • 医師が州又は地元保険局(NYCの場合はNYC衛生局 New York City Department of Health and Mental Hygiene)との協議の結果、必要だと判断した場合。

ニューヨーク市の検査基準

 

ニューヨーク市衛生局では、3月20日に配布された医療従事者向けの通知で以下のように記載しております(一部抜粋)。

  • 救急救命士、医療従事者を含め、無症状の患者は検査を行わない。
  • 入院を必要としてない患者の検査は直ちに停止すること。
  • 救急部門(Emergency Department)は重症患者を優先、軽症者は自宅待機を強く推奨。

上記のように、特にニューヨーク市は医療物資の不足もあり厳格に明記しておりますが、弊院では患者様の症状がどの程度なのか等を確認するためのスクリーニングを行っております。呼吸困難など緊急の場合は911にお電話頂く必要がございますが、気になるご症状等がございましたら、お気軽に医師にご相談下さい。

Q. 新型コロナウイルス感染の症状はどのようなものですか?

A. CDCは現在、以下のように定めております。

  • 感染後2-14日後に発症。
  • 熱(38度以上)
    • 似た症状にインフルエンザがあります。但し、ニューヨークのインフルエンザはピークを越え、現在減少傾向です。
  • せき・息苦しさ・のどの痛み
    • 花粉が飛ぶシーズンが始まり、アレルギー性鼻炎などからくしゃみをする方が増えておりますが、CDCの基準ではせきや息苦しさが対象となっております。
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